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第二のシリコンバレー !新興IT国家イスラエルの成長

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現代は加速し続けるインターネット社会です。

インターネットの利便性はみなさんにとっても言わずと知れたことです。

スマートフォンの普及、AI・IotなどのICT技術の注目などがさらに後押しし、世界各国が様々なサービス、製品を開発しています。

そんなIT産業の中心は皆さんご存知シリコンバレー(Silicon Valley)。

シリコンバレーはアメリカ合衆国カリフォルニア州北部のサンフランシスコ・ベイエリア南部に位置します。

シリコンバレーには世界的超一流大企業が集まります。

Apple、Facebook、Google、Intel、Twitter、Yahoo!を代表とするIT関係では必ず聞いたことのある企業が数多くあるのです。

その錚々たる顔ぶれが揃うIT都市シリコンバレーに取って”第二のシリコンバレー”と言われているのがイスラエルです。

IT業種の方なら必ず知っているのがIT国家イスラエル。

しかし知らない人も多いはずです。

そんなIT国家であり第二のシリコンバレーと称されるイスラエルについて紹介します。


イスラエルという小さな国家

イスラエルはいう国は非常に新しい国で、まだ70年程度の歴史しかありません。

人口も約860万人と小さい国です。東京都の人口が1300万人なので、それより小さい国家ということです。(ちなみに大阪市で約880万人)

1948年の建国時の人口は60万人程度でしたが欧州やロシアからのユダヤ人移民の影響で人口も一気に膨れ上がっています。

その影響もあり様々な人種が多様化をもたらし、優秀な人材を生み、近年IT分野に置いて急成長して世界屈指の技術大国になったわけです。

IT国家イスラエル

 

地政学リスクからの情報技術発展

そんなイスラエルがなぜIT国家として注目され、成長しているか。

まずイスラエルと聞くと想像するのが”戦争”だと思います。

実際に建国してから7回も戦争を行っています。

イスラエルは周辺国と友好的な関係ではありません。

つまり敵国に囲まれた国家なのです。

世界で最もサイバー攻撃を受けている国でもあり、地政学的リスクなどからサイバーセキュリティ技術が発達し展望を遂げてきました。

米国もそうですが戦争を行う国家です。情報技術は戦争にも活用され、IT発展の背景には戦争が関係しています。

イスラエルのIT教育

イスラエルでは徴兵制度があります。18歳になると男女問わず徴兵することが義務ずけられています。そのなかでもエリートのみがサイバー諜報部門のトップ集団に配属されます。エリート人材は16歳からよりすぐりの人材を確保し育成していきます。

異彩を放つエリート集団は、サイバー特殊部隊「8200部隊」と呼びます。

イスラエル国防省管轄機関といこともあり、サイバー攻撃や防御など国防に関する活動をしています。

高度な育成プログラムにより、教育・訓練、実践とステップアップしていくわけです。

そこで培った知識・ノウハウを使って企業する人が多いのです。

また世界で最も早くプログラミングを子供教育に取り入れたのもイスラエルです。

高校まで義務教育の同国では、高校の必須科目として取り入れています。

加えて、物理学やプログラミング言語を教育する幼稚園もあるそうです。

国家としての地政学リスクの背景も関係していると思います。

その過程もIT大国となった理由でしょう。

国民の高マインド水準

国家的リスクがあり、常に危険と向かい合わせとなると、個人のマインドも防衛の為に脳みそをフル回転させなければなりません。攻撃的なリスク回避能力と言っていいでしょう。

なのでリスクに対する免疫が高く、起業に対しても然程リスクと思ってないのでしょう。

徴兵制度にて行われる訓練も、学校教育であってもチャレンジ→失敗→再挑戦の場がしっかりと与えられています。

なのでトライ&エラーを早い段階で繰り返し、成功までの実践をしていける土台が形成されます。

つまり失敗の経験が成功に結びつく過程を知ることができます。

日本の学校教育はどちらかというと間違ってはいけない訓練。失敗は「恥」として捉えらえることが多いです。

圧倒的スタートアップ企業数

イスラエルは国家としてスタートアップを支援しています。

年間800~1000社以上スタートアップ企業が生まれています。

スタートアップ企業とは、新たなビジネスモデルを開発する起業です。

市場を開拓する段階あるコアの技術や、特定の付加価値を基に企業の急速な成長を狙うベンチャー企業の事です。日本でもよく聞く言葉になってきましたが、これもシリコンバレーにて使われた言葉が根源です。

スタートアップ事業を成功させてる実業家には8200部隊出身のメンバーが多くいるそうです。

イスラエルはIT大国であり、スタートアップ大国でもあります。

 世界中から集まる出資

優れた人材が生み出す技術や多様的で独創的なアイディア、サービスには多くの資金が集まります。

国内外の投資家、企業からの出資額は年間5000億円とも言われます。

日本企業もイスラエル企業への出資が増加傾向にあります。

「イスラエル 出資」と検索しただけでも有名日本企業の出資記事がたくさん出てきます。

同国の企業もアジア圏への進出に興味を示しているそうです。

出資だけでなくハイテク企業の買収も増加しています。

買収競争の激化もあって価値が高騰しています。イスラエル・ベンチャー・キャピタル・リサーチ・センターなどのまとめによると、イスラエルの非上場ハイテク企業の昨年の評価額は48億ドルと前年から11%上昇し、過去最高となっています。

またgoogleやMicrosoft、Intelなど大手企業が支社を設置しているほどで、国家として注目度も高いことが伺い知れます。


IT国家として発展したイスラエル、経済発展から言えば中国やインドなどの新興国の成長はめまぐるしいものです。

日本がすごい国の時代は高度経済成長の終わりとともに過ぎ去っています。

すごいと感じている多くは日本国民くらいなのではないでしょうか。

しかし、日本にも地政学リスクや国民的なマインドの底上げの流れがきていると感じます。

ベンチャーキャピタルやスタートアップに対する考え方もどんどんポジティブな方向にシフトしています。

日本の強みを生かした繊細で高品質なジャパンブランドも底力を見せるときです。

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